2011年6月 のアーカイブ

[開発者向け] Windows Live 開発者向けプラットフォームに OAuth 2.0 などを追加 ― 任意のデバイスやアプリケーション、サイトへの接続が引き続き可能

 

*本記事は、Windows Live developer platform adds OAuth 2.0 and more, continuing to let users connect the devices, apps, and sites they choose の抄訳です。

任意のデバイスやアプリケーション、サイトに接続できなければ、より充実した統合型のエクスペリエンスは実現できない、とマイクロソフトでは考えています。ほとんどすべての Windows 7 PC に Messengerフォト ギャラリーなどの アプリケーションがプレインストールされています。そのため、Facebook や LinkedIn などのサービスに接続するだけで、Facebook チャット、Messenger でのソーシャル フィード、フォト ギャラリーでの人物タグ付きの画像の投稿、Windows Live を通じたすべての連絡先情報のシームレスな入手など、広範囲に及ぶリッチな機能を利用することができます。もちろん、サービスに 1 回接続すれば、接続先のサービスはユーザーと共に Windows PhoneHotmail などにローミングします。

逆に、ユーザーが選ぶ別のデバイスやアプリケーション、サイトから、Hotmail や Messenger、SkyDrive にシームレスにアクセスする必要もあります。Messenger Connect は、サイトやアプリケーションの開発者が SkyDrive や Messenger、Hotmail をエクスペリエンスに組み込むためのプラットフォームです。この統合をさらに簡易化する新しい拡張機能を本日、発表できることを喜ばしく思います。

Messenger Connect のリリース以降、開発者がマイクロソフトの API をどう使いたがっているのか、このプラットフォームをどう改善すればよいのかという点について、フォーラムを通じてだけでなく、WordPressSina WeiboGigya などのパートナー各社からも的確なフィードバックを得ることができました。開発者は当然、より新しい標準プロトコルを使った、より多彩な統合シナリオを利用したいと考えています。そしてプログラミングはもちろん、アプリケーションやサイトのエンド ユーザー エクスペリエンスもシンプルにしたいと望んでいます。

そのため、進化した Messenger Connect により、次のものが提供されるようになりました。

OAuth 2.0 ― 最新の Web 承認規格
  • マイクロソフトが OAuth 2.0 をサポートすることで、Facebook や Google といった他の Web プラットフォームで使用される標準の認証プロトコルを使って、Hotmail や Messenger、SkyDrive をより簡単に統合できるようになりました。
シングル サインオンと新しい Hotmail カレンダー アクセス
  • シングル サインオン: ユーザーが既に Hotmail や SkyDrive、MSN.com、または他の場所から Windows Live ID を使ってサインインしている場合、貴社のサイトにアクセスした時点で資格情報の再入力は必要ありません。
  • Hotmail カレンダー: アプリケーションからプログラミングを使って、ユーザーのカレンダーに予定を挿入することができます。
デスクトップおよびモバイル Web でのユーザー エクスペリエンスの改良
  • アプリケーションにユーザーがアクセスを許可する方法を刷新しました。ユーザーが与えるアクセス許可を従来より明確化し、データに対するユーザー自身のコントロール能力を高めました。また、この認証ダイアログを複数のバージョンで提供するようにしました。スマートフォン用のタッチ フレンドリーなバージョンもその一部です。
プログラミングの簡易化
  • JSON データ形式に特化することで、REST ベース API を簡素化しました。
  • と同時に、サービスから返される応答の平均サイズを小さくすることで、パフォーマンスを高速化し、必要な帯域幅を削減しました。
  • さらに、JavaScript ライブラリを再設計し、一般的なタスクをより少ない行数のコードで実行できるようにしました。
より多くのコード例を掲載した使いやすいドキュメント
  • 開発者からのフィードバックに基づき、各種シナリオが中心となるようにドキュメントを刷新しました。
OAuth 2.0 ― 最新の Web 承認規格

OAuth は、一方のサービスまたはアプリケーションから、もう一方のサービスまたはアプリケーションでホストされているデータへのアクセスを、ユーザーが許可するための承認プロトコルです。両者間でユーザー名やパスワードを共有する必要はありません。Messenger Connect の旧バージョンでは、OAuth 2.0 の旧バージョンである OAuth WRAP を使用していました。Messenger Connect の新リリースでは、OAuth 2.0 仕様ドラフト 16 をサポートしています。Facebook や Salesforce、Google など、この IETF 標準トラックの仕様を採用する Web プラットフォームが増えつつあります。

Messenger Connect は、単に最新の OAuth 2.0 を実装しているだけではありません。マイクロソフトはこの機会を利用して、ユーザーによる承認プロセスが行われている間の、開発者およびエンド ユーザーのエクスペリエンスを、その重要な側面において改良しました。開発者の立場からいえば、Messenger Connect と統合する際、サーバー側コードで OAuth 検証ステップを実行する必要がなくなりました。すべてクライアント側で、数行の JavaScript コードを使って実行することができます。

シングル サインオンと新しい Hotmail カレンダー アクセス

シングル サインオンにより、ユーザーは HotmailMSN ホームページなど、Windows Live ID ベースの資産にサインインした時点で、Messenger Connect パートナー サイトにもサインインしたことになります。つまり、資格情報の再入力は必要ありません。サイトまたはアプリケーションでこの機能を使用するには、ユーザーの同意を求める際に wl.signin スコープの承認を得るだけで済みます。その後、その Web サイトに、Windows Live ID ベースのサイトにサインイン済みのユーザーがアクセスすると、パートナー サイトまたはアプリケーションにもサインインしていることになります。パートナー Web サイトからサインアウトすると、ユーザーは他の Windows Live Web サイトからもサインアウトすることになります。

もう 1 つ、開発者からの要望が多かったのは、アプリケーションや Web サイトからユーザーの Hotmail カレンダーに予定を追加するという機能です。私のようにスマートフォンとカレンダーを同期しているユーザーには特に、この機能は便利だと思います (Hotmail は Exchange ActiveSync をサポートしています)。外出先でもイベントのアラームを受け取ることができるからです。

デスクトップおよびモバイル Web でのユーザー エクスペリエンスの改良

そのほか、ユーザーがアプリケーションから Windows Live アカウントに接続を試みるとき、アプリケーションが何の情報にアクセスするのかが明確になるようにするために、エンド ユーザー エクスペリエンスに変更を加えました。Messenger Connect の旧バージョンでは、ユーザーが自分の Windows Live ID を使ってサインインを試みるとき、次のようなダイアログが表示されていました。

Messenger Connect の旧バージョンでのサインインダイアログ

アプリケーションからアクセスしようとしている情報の種類が何であれ、同じダイアログが表示されていたのです。アプリケーションがどういった情報にアクセスを試みているかを確認するには、「What will I share」リンクをクリックする必要がありました。Messenger Connect の新バージョンでは、サインイン ダイアログと承認ダイアログが別々になっています。これにより、アプリケーションがアクセスしようとしている情報が明確になるだけでなく、ユーザーが既に HotmailMSN ホームページなど、Windows Live ID ベースのサイトにサインイン済みの場合、余分なサインインの手間を省けるようになりました。

以下に、新しいエクスペリエンスを示します。既にユーザーがサインイン済みの場合は、一回クリックすればよいだけの同意ページが直ちに表示されます。

Messenger Connect の新バージョンでのサインインダイアログ

Messenger Connect の [Allow Access?] ダイアログ

さらに、このエクスペリエンスの携帯電話向けバージョンも用意しました。

携帯電話向けの Messenger Connect サインイン ダイアログ

携帯電話向けの Messenger Connect の [Allow access?] ダイアログ

プログラミングの簡易化

旧バージョンのもう 1 つの問題点として、API が複雑過ぎるということがありました。AtomPub や JSON、RSS、旧来の XML など、サポートするデータ形式が多い割には、それに見合ったメリットがありませんでした。そのため、リソース モデルが複雑化し、API から不要なデータが返される結果となっていました。
新バージョンでは、ただ 1 つの共通形式、JSON を使用します。さらに、リソース モデルも簡素化しました。以下に、フォト アルバムからの取得を行うコード例を示し、旧バージョンと最新バージョンの API どうしを比較します。

旧バージョン: 以前の v4.1 バージョンでは、フォト アルバムからの取得を行う際、Atom 形式で結果が返されていました。

Atom コード例


新バージョン
: よりシンプルになった新しい v5 バージョンでは、同じ結果が JSON で返されます。

JSON コード例

より多くのコード例を掲載した使いやすいドキュメント

従来のドキュメントから、開発者は、Messenger Connect API が他のオンライン サービスで提供される機能よりも複雑であるかのような印象を受けていました。そこで私たちは、Messenger Connect の基本的な使い方や、Messenger Connect を使う人たちのタイプおよび使い方について、コード例を交えながら説明すれば、より有益な情報を提供できるだろうと考えました。Messenger Connect Web サイト (http://dev.live.com) をご覧ください。以下の情報を盛り込み、ドキュメントを更新しています。

  • Messenger Connect に組み込まれた、開発者向けのさまざまな機能に関する明確な説明 (英語)。
  • 認証/承認から JavaScript ライブラリの使用まで、重要トピックを 1 ページに凝縮した概要ドキュメント (英語)。
  • RESTful HTTP 要求または JavaScript ライブラリを使用して Messenger Connect API と対話する方法を簡単にチェックできる、新しいインタラクティブ SDK (英語) へのリンク。
  • Messenger Connect のさまざまな側面をさまざまなクラスの Web サイトに統合する方法を具体的に示す、ショーケース Web サイト (英語)。

前述のように、開発者が Hotmail や Messenger、SkyDrive をアプリケーションや Web サービスに簡単に統合できるようになったため、いずれ、ユーザーが使い慣れた他のサービスやコンポーネントをマイクロソフト製アプリケーションやサービスなどにも簡単に統合できるようになるでしょう。

アプリケーションやサイトを開発中の方は、MSDN のデベロッパー センターで Messenger Connect の詳細情報をご確認ください (英語)。フィードバックもお待ちしています。ユーザーの皆さんは、ぜひ、お気に入りのサイトやアプリケーションの開発元に、Windows Live との統合を提案してみてください。

関連リンク

Windows Live developer platform adds OAuth 2.0 and more, continuing to let users connect the devices, apps, and sites they choose  (英語)

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[SkyDrive] 新しい SkyDrive の紹介

 

*本記事は、Inside Windows Live Blog の記事の抄訳です。

本日、新しい Windows Live SkyDrive をリリースしました。今日から、すべてのユーザー様が新しい SkyDrive をご利用いただけます。

新しい SkyDrive は、今までより更に速く、操作しやすく、そして写真の表示が美しくなめらかになりました。まずはデモをご覧ください (英語)。

SkyDrive for the modern web (英語)

より速く。

昨今の Web の進化に対応することによって、以下のようにパフォーマンスが向上しました。

  • 従来、場合によっては 6 ~ 9 秒かかることもあった基本操作の数々を、100 ~ 300 ミリセカンド(1 ミリセカンド= 1000 分の 1 秒)までに短縮しました。SkyDrive の中を移動したり、フォルダーを開いたり、フォトアルバムの閲覧時に体感いただけます。今後、更に多くの基本操作のパフォーマンスを改善していきます。
  • HTML5 Video、CSS3、クライアント側でのレンダリングといった先進技術を使うために、HTML5 をベースに Web サイトを構築しました。また、特別なプラグインやソフトウェアを利用しなくても、すべてのブラウザーにおいてきれいなスライドショーが可能になりました。
  • 動作が遅くなる要因や機能、操作を取り除きました。
  • Windows と Internet Explorer 9 のグラフィック機能を有効活用し、IE9 の機能のひとつ『ピン留め』ですぐに SkyDrive が利用できるようになりました。

よりわかりやすく。

SkyDrive に保存しているファイルを 1 か所に統合し、Windows Live グループの SkyDriveや他の人から共有されているファイルも一覧で見やすくしました。

これまで、(skydrive.live.com や office.live.com、photos.live.com など)複数の入口があることによって「わかりづらい」 「自分のファイルと他の人のファイルの区別がつかない」など、皆様から多くのフィードバックをいただいていた点を改善し、写真やドキュメントなど、ユーザーの皆様がスカイドライブに保存したすべてのファイルと、他のユーザーから共有されているファイルを一覧できるようになりました。

これは、自分のファイルを前面、かつ中心に表示させる、という新しい SkyDrive の方針に基づいた設計です。 新しい SkyDrive では、以下のように、ドキュメントや写真をシンプルに表示します。

新しい SkyDrive では、以下のように、ドキュメントや写真をシンプルに表示します。 

ユーザーの皆様が使い慣れた Windows のナビゲーションやレイアウトと一貫性があり、また、ページいっぱいにファイルが表示されるため、これまでの Windows 上でのファイル操作と同じように、作業しやすくなりました。

これまであった「最近のドキュメント」は、[クイック ビュー] の [最近のドキュメント]、またはヘッダーの [SkyDrive]、[最近のドキュメント] の順にクリックするとアクセスできます。また、「更新情報」は、http://live.com/ の [写真] や [ドキュメント] から確認できます。

Internet Explorer 9 をご利用のお客様は、Windows のタスクバーに SkyDrive をピン留めし、ジャンプ リストを使ってより早く SkyDrive にアクセスしたり、Microsoft Office のドキュメントを作ったりすることが可能になりました。

Internet Explorer 9 をご利用のお客様は、Windows のタスクバーに SkyDrive をピン留めし、ジャンプ リストを使ってより早く SkyDrive にアクセスしたり、Microsoft Office のドキュメントを作ったりすることが可能になりました。

このほか、フォト アルバムの新規作成や、ファイルのアップロード、ファイル名の変更や共有、アクセス許可の編集などの操作においても、近く、大幅な改善をする予定です。

写真をより美しくスムースに。

最後に、新しい SkyDrive では、写真の表示がよりなめらかで美しくになりました。

最後に、新しい SkyDrive では、写真の表示がよりなめらかで美しくになりました。 

フォト アルバムを選択すると、元の写真の縦横比で写真が表示されます。パノラマ写真もきれいに表示されます。これまでのように、一部が削られることはありません。

フォト アルバムを選択すると、元の写真の縦横比で写真が表示されます。パノラマ写真もきれいに表示されます。これまでのように、一部が削られることはありません。

写真のロードの仕方も工夫しました。ページをスクロールすると、自動的にその分だけリアルタイムで表示されていきます。

また、フォト アルバムの表示中にウィンドウを拡大、縮小すると、写真もあわせて動きます。これは、CSS3 のトランジションに対応することによって可能になりました。

写真を 1 枚クリックすると、新しいフォト アルバムが体験できます。

写真を 1 枚クリックすると、新しいフォト アルバムが体験できます。
新しいアルバム ビューワーは HTML5 を利用しており、様々なブラウザーに対応しています。
Internet Explorer 9 のようにグラフィックアクセラレーターに対応したブラウザーを利用していると、写真の表示がとても速く綺麗になりました。更に、新しい SkyDrive では HTML5 Video にも対応し、H.264 動画 (1 ファイルあたりの容量制限が 50 MB だったのが、100 MB に引き上げられました) の再生も可能になりました。

更に、新しい SkyDrive ではHTML5 Video にも対応し、H.264 動画 (100MB まで) の再生も可能になりました。

これらの機能は、SkyDrive グループでも同様にご利用いただけます (これまでの Windows Live グループ内の SkyDrive)。SkyDrive 内から直接、グループのメーリング リストにアクセスできるようになりました。

これにより、たとえば家族同士や仲間内で、写真やドキュメントをより簡単に共有できるようになります。

これにより、たとえば家族同士や仲間内で、写真やドキュメントをより簡単に共有できるようになります。 

SkyDrive では、これらの機能強化に加え、更なる強化を今後、段階的に行っていきますので、楽しみにしていてください。

Omar Shahine
Group Program Manager, SkyDrive.com

 

関連リンク

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